シクロクロスに行った
すっかり足が遠のき、毎年1回か2回くらい参加する程度にとどまっていたシクロクロスだが、今年もシーズンの終盤の愛知牧場に駆け込みで参加してきた。
シクロクロスやらなくなってしまった理由はいくつかあるんだけど、一番大きいのはちょっとしか走れないのに休日がほぼ消費されるところ。本来一日中遊べた休日が、短時間のために消費されてしまうという、解のない構造的な問題がある。自分はC3なので30分だ。無理を承知で言えば30分だけの活動ならプロ野球みたいに平日の夕方とかにやればよくない?ってなる。これは趣味のポートフォリオの中で、例えばバイクパッキングやスキーみたいな、1日の休みを使い切れる割りのいい代替の選択肢があると、このデメリットはかなり大きく見える。
あとこれは自分だけではどうしようもない話かつ、シクロクロスそのものの問題ではないなんだけど人が来ない。いや人はいるんだけど、知ってる人がいない。シクロクロスレースは知り合いに会う良い機会だったので、元からレースに興味なかった自分のモチベーションの大部分を占めていた。
旧知を温めるだけではなく、新しい人と繋がる機会でもあった。広い意味でシクロクロスをきっかけに知り合った人は少なくないので、今の自分は部分的にシクロクロスあってこそと言っても過言ではない。しかし、これも結局は知り合いを経由してこそ発生する状況なので、今となってはそれも難しい。
それでもやっぱりシクロクロスはいいなと思った部分も再認識できたのが、フィットネスレベルを維持するモチベーションになるというところ。
シクロクロス出たことある人は分かるけど、これは本当に苦しいスポーツだ。初心者が走る一番下のカテゴリだとしても高負荷の状態で30分間走り続けないといけない。あまり運動できていない状態で参加すると、ハンター試験のニコルみたいな状態になってしまう。自分は高校の頃は水泳部だった。水泳も強度の高い有酸素スポーツとはいえ、種目にもよるけどたかだかインスタント麺ができるかできないかくらいの競技時間だった。主観的な苦しさで言えば比べるべくもない。
そうすると少しでも楽に走ろうという気持ちがはたらく。このところ特に有酸素運動不足だったのもあり(Garminに有酸素運動が少ないとずっと怒られていた)、2週間前から大体4日/ 週くらいのペースでランニングを始めた。ランニングの内容は、詳細はブラックボックスだが、Garminの時計が自分で測った情報を参照して、だいたい30分から1時間くらいのものを提案してくれるのでこれに従う。
体重も落としたというか戻した。普段62kg前後をうろうろしていたが、正月を経て64kgを超えていたので、緩やかなダイエットだけでしっかりと体重を戻した。2kgの重りを背負って走ってると考えると、流石に効果はあったと思う。
当然速くなりたいと思ったら全然こんなもんじゃダメなんだけど、レースで苦しい思いをしたくないという後ろ向きな気持ちだけでも、習慣的に運動して体調を管理する強いモチベーションになっている。最近はGarminにも誉められ自己肯定感が高まる。今シーズンは終盤にちょこっと参加しただけだけど、来年はもうちょっと出てみてもいいかもしれない。
LANGAKU
LANGAKUという英語多読アプリを始めた。漫画のセリフを部分的に英語化することができるアプリ。多読といっても所詮は漫画なので、量で言えば仕事で読まないといけない英語量の方が当然多くはなるだろうけど、小洒落た表現とか文法を崩しても意味が通じる境界線を覚えるのに役立つかなと思って期待してる。実際、語彙はシンプルなはずなのに、ロジカルじゃなければ行間も多いので、自分の英語力だと既にけっこう難しいと感じてる。
まだ始めたばかりなので無料でどこまでできるかとか、課金する余地があるのかはまだよく分からない。見えてきたらまた報告したい。
シクロクロスで出会った人は結構人生を楽しくさせてくれている。マラソン大会で会った人と仲良くなった事がない。