2022 WN03
完全在宅終了
2020年2月から初めていたフルリモート体制が終了した。新しい出社ルールとして、月の稼働日の半分は出社の義務が発生することになった。
会社から一方的に決められたルールではあるけど、半分という割合は個人的にも納得感のあるスイートスポットではないかと思う。もともと出社自体そんなに嫌いじゃなくて、フルリモートとは言いつつ、現場では恣意的にルールを運用して適当な感じ出社はしていた。例えば会社でやりたい作業があったり、気分転換でなんとなく外に出たい時とか。飲み会の予定があってどうせ夜に街に繰り出すような時とか、なんだかんだ理由をこじつけて出社していた。
出社に対する抵抗感の無さは名古屋という土地柄によるところはあると思う。同じ会社の東京の同僚と話していると出社への感覚はかなり違うなという感触がある。主に通勤時間と公共交通機関の混雑によるところが大きいかもしれない。
基本的に会社としては社員に在宅をさせるモチベーションはあんまり無いので、完全に出社させたいところかもしれない。しかし現実的には人材市場での競争力が低くなったり、いま働いてる社員が退職する理由になりうる。半分というスレッシュホールドの根拠は語られていないが、その辺りの落とし所をつけた形かと思う。
これは賛否両論はあると思うけど、出社した時の方が生産性が高いというのは、認めざるを得ない部分も本音としてはある。勤務先はソフトウェアの会社ではあるんだけど、組み込みソフトという性質上、割と物理的な情報っていうのがけっこう重要だ。卑近な例で言うと配線とか計測機器の使い方とかで疑問や間違いがあると、簡単なものであっても在宅だと気づきにくいので、同僚にちょっと聞いてみるだけで解決はかなり加速する。こんなことを言うとかなりJTCっぽい感じがするけど、同僚と対面で会話するっていうのは推進力があって強力だと思っている。
その一方で出社することの副作用もかなり顕在化してきた。この3年弱で完全に在宅前提の家事のプラクティスが固まってしまい、昼休みやミーティング中にショボい家事をやっていたので、出社すると家のことが回らなくなる。1月は出社ノルマを前半に固めたが、いつも以上に部屋が散らかり、資源ゴミの回収には行け無くなり、適当に回していた洗濯はタイミングを見計らって回すセンシティヴな仕事になり、家の中が緩やかに荒廃するのを感じる。出社と上手に付き合いたい。
今週の曲
この曲のサンプリング元が分かった。
良い曲ですね。
数年前に初めて聴いた時かなり
気になって、その時はそれなり調べたもののその時は見つ蹴ることができなかった。最近になってふと当時の挫折体験を思い出し、改めて調べたら見つかった。当時は自分の耳で聴き取った歌詞をGoogleで検索するくらいしか手がかりがなかったが、Twitterで聞いてみたらあっさり解決した。
「分らないことをTwitterに書くと誰かが教えてくれる」という、アナログなのかデジタルなのか分らないこのやり方、感覚的には50%くらいの確率で成功している。自分のフォロワーの大半は何らかのドメインに多少知見のある人が多いと思うので、とりあえず聞いてみて複数の回答を刈り取って、こっちで情報を統合するというのは単純だけど理にかなっていると思う。
元ネタの曲を歌っている彩恵津子と言う方はもうすでに活動されていないとのこと。単に引退してしまっただけとは思うけど、Wikipediaの情報だと近況不明扱いになっていた。そんな売れてもいなかったみたいで、ネットの情報も少ない。2000年前後より以前の売れなかったアーティストは、こういう形で消えていくなと思った。